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2007 ALBUM BEST10


2003年 / 2004年 / 2005年 / 2006年 / 2007年 / 2008年 / 2009年 / 2010年 / 2011年

1.EARTHLESS/Rhythms From A Cosmic Sky

空間を豪快に歪ませる超骨太のアンサンブル。原初的かつマッシヴなリフ/リズムで押しまくる、永遠に終末を見ないようなラウドなシーケンス。70sハードロックの古典解釈による、斬新な人力グルーヴが最強の高揚をもたらす傑作。
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2.凛として時雨/Inspiration Is Dead

埼玉発3ピースによる2ndフル。ギリギリに張り詰めたテンションへ、コワレタ感覚の破片が突き刺さる。叙情/激情/繊細/狂気。疾走する音の狭間から迸る皮膚感覚の表現が、さらに剥き出しの鋭利さを増した快作。
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3.YOU SLUT!/Critical Meat

"Mybloodyjesusexploreronfire"
名は体を表すと言うが、このお馬鹿なタイトルが全てを示唆してる。マスもコアもノイズもシューゲもプログレッシヴに呑み込んで、無邪気にドォーンと破裂させる痛快作。理屈に拠らない破天荒な展開が、ミラクルな昂揚を連発する07年一番の伏兵。
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4.THE FALL OF TROY/Manipulator

激した音の渦巻くスクランブル交差点。突発的に飛び出す分厚く熱い音塊が、ドラマチックな正面衝突を巻き起こす。半ば出鱈目に交錯し折り重なるヘヴィな音の多重層。その変態性を突沸にて煎じていったような、無二の強烈を誇る良作。
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5.MASERATI/Inventions For The New Season

空間に莫大な広がりをもたらすエフェクティヴな音のループ/リフレイン。描き出された巨大な音の螺旋上を、ダンサンブルなビートが駆け巡る。『ポストロック』な因子を基に、一歩次元で奏でられる高酩酊度のシンフォニー。
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6.BIG ORGAN TRIO/S.T

ベースにドラム、そしてハモンドB3オルガンというパートにて、極上のファンカデリック・チューンを叩き出す西海岸のトリオによるデビュー盤。聴けば間違いなく身体が即応する最高のグルーヴが、腰へ身体へガツンと直に、ファンクの快なるリズムを叩き込む。
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7.MARNIE STERN/In Advance Of The Broken Arm

Hellaの巨人/ザック・ヒルの鬼ドラムを下敷きに、自在に駆け巡る高速のライトハンド・タッピング。ファンタスティックなエレキの音色とマジカルな歌が掛け合わされるその様は、さながら狂ったエレクトリカル・パレード。アヴァンな空気を纏いつつ、激キャッチーに響くサウンドが、終始に渡り高いテンションを描く奇作。
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8.THE WARLOCKS/Heavy Deavy Skull Lover

止むことの無いノイズへの偏愛。彼岸で響くサイケなノイズ/ナイーヴに過ぎる歌の折り重なりが、内へ内へと堆積する眩暈のしそうな昂揚を醸成する。その佇まいにアントン・ニューコムの似姿も見えてきそうな、独自の路をひた進むバンドによる快作。
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9.AKIMBO/Navigating The Bronze

シアトルの剛腕ハードコア・バンドによる5th。緩急織り交ぜ打ち立てられる圧倒的な音の壁。部分部分でトリッキーに揺れ動き、それらが全て、荒く粗く剥き出しでブツカッテクル暴力的なパートの強調に向け働きかける。力づくで捻じ伏せられることの快を知る、激アグレッシヴな一枚。
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10.IN FIRST PERSON/Lost Between Hands Held Tight

紅一点を携えた、USフィラデルフィアの3ピース・ハードコア。全力でもんどり打つような激しいテンポ・チェンジと、突発的なブラストの応酬。厚く堆積する混沌めいた音像と、後景で叫ばれるポリティカルな言葉の応酬が鮮烈にして暴力的な昂揚を呼び覚ます。
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