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2009 ALBUM BEST10


2003年 / 2004年 / 2005年 / 2006年 / 2007年 / 2008年 / 2009年 / 2010年 / 2011年

1.CASPIAN/Tertia

美しい叙情が紡ぎ、荒々しい轟音が切り拓いてみせる極上の音世界。仄暗い旋律が、吹き荒ぶ轟音が、眩い光が華々しく劇的な轟きが、重なり合い、もつれ、渾然として奏で上げる完璧なシンフォニー。その音像を通じ、全身がざわめき立つような刺戟を受ける圧倒的な「世界」を湛えた傑作。
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2.TITUS ANDRONICUS/The Airing Of Grievances

全身を貫き震わせる鮮やかに過ぎる初期衝動。パンク?ガレージ?それともナンダ!?カテゴライズなんてば関係ねぇヤっ!とばかりに迸る情熱的で豪快で爆発的な熱気に満ちた爆音スペースの全能感。死にたくなるぐらいの蒼い昂揚に塗れた、美しすぎる痛快作。
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3.NUEVA ETICA/3L1T3

真の熱狂を立ち昇らせる南米産リアル・ハードコア。非常な肉体感覚を伴って押し寄せる、鬼気迫るグルーヴの熱がとにかく半端ない。理性を吹き飛ばし、人間を猿人に還す展開の連続に血肉は踊り、滾り立つ衝動に溺れるは必至。

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4.LOSS OF A CHILD/Carry Me Home

無限の表情を隠し持つ、ナイーヴなまでに端整な音が織り成すポストロック。極私的なフィーリングが幾重にも折り重なり明滅し、ときに巨大な星霜の下へと飛翔させてみせる自在な音のレイヤーが圧巻。聴き手によって如何様にも変化する、極めて繊細なドラマが詰まった最高の音の贈り物。
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5....AND YOU WILL KNOW US BY THE TRAIL OF DEAD/The Century Of Self

やたらめったらに喧しく、不恰好なまでにクソ熱い爆音が胸を打つ、新生TODによる起死回生の一発。緻密に積み重ねた繊細なディティールを、渾身の力で叩きつけ描き出される壮麗な劇場型サウンドの奔流に、ただただ撒かれ、昂ぶり、酔い痴れる。

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6.WO FAT/Psychedelonaut

09年度ベスト・リフ回し大将=阿呆?朝出掛けて夕方帰ってきたらまだ演ってたよ!っちゅう「放っておいたら何時までも」系の掘って掘って掘りまくるファッキン爆音ジャム・アウト!アンタゆがんでるよ・・・って?うっせーこの歪んでるのがイイんだよ!ってなリフ/リフ/リフが織り成す快楽の園に耽溺死。
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7.SHELTER RED/Strike A Mortal Terror

『ポストロック』以降の新たな潮流をバッシバシに感じた風雲急の轟音旋風絵巻模様。丸太ん棒のよなリズムがフレーズがブチ込まれて掻っ攫い、突き上げ串刺しにする嵐の如き轟音インストゥルメンタル。吹き荒れるそのダイナミックな渦の中、貴方も一緒に踊りませんか?
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8.AND SO I WATCH YOU FROM AFAR/S.T

踊る拍子の昂揚に、猛る轟音のソレを組み合わせたコチラも新生『ポストロック』fromアイルランド。鈍重/緩慢その類は一切ナシ!瞬発的な音のキラメキに、全景を塗り潰すバクオンが応える規格外のマッシヴ・ドラマティック。これまでに無い魅力・威力がミッシリと詰まった怪物作。
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9.GAMA BOMB/Tales From The Grave In Space

激突する音と音との丁丁発止。至極のスラッシュ・サウンドが整然とブチ撒け拡げる呆れた爆音のカオス模様。アクセルの踏み分けのみで突っ走る、ブレーキ不在の狂騒曲。エンターテインメントの一極を見せつける、ひたすら真摯に馬鹿馬鹿しいそのやり口に謝謝。
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10.FROM MONUMENT TO MASSES/On Little Known Frequencies

もはや芸術的な完成度を感じるインストゥルメンタル・ミーツ・サンプリングによる音の箱庭。突き立てられる言葉が音を/旋回する音が言葉を刺戟して生まれる上昇気流。語られる物語を聞くようであり、ときに一人の人間のエモーションに直接するようでもある造形には、極めてユニークな美意識が宿っている。
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