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2006 ALBUM BEST10


2003年 / 2004年 / 2005年 / 2006年 / 2007年 / 2008年 / 2009年 / 2010年 / 2011年

1.THE ARCTIC MONKEYS/Whatever People Say I Am, That's Not What I Am

ビタースウィートなメロディを、シャープでタイトでアグレッシヴな衝動に乗せ叩き出す。ツンノメリながら爆走するファンキーな音塊の躍動が、強烈な昂揚と共に爆ぜ散じる。勢い/メロディ/リズム感、そのどれもが破格な今年度ベストアルバム。
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2.THE FALL OF TROY/Doppelganger

高速で打ち立てられる艶かしい音の檻。トグロを巻き伸張する構築美へ、狂い咲くシャウトの猛りが凄まじき。強烈な情感迸るメロディと、突き刺すシャウトの飴と鞭。脳天へ激情の爆撃を仕掛けるプログレッシヴ・メタルコア。
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3.COPTIC LIGHT/S.T

華麗にノタウツ電撃ギター/地を這い地表を隆起させては蠢くベースライン/燦然と鳴り響き劇的に弾け飛ぶ精緻なランブル・ドラミングの3者によるハイパー音絵巻。一寸先は悶絶、な超絶ノイズ・インプロ・ポストロック。
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4.XIU XIU/The Air Force

有機的なリズムに乗って揺れ動く、果てしなく無機質な音の組成物。酩酊と覚醒を繰り返す歌に導かれ、天国から奈落から、何かヤバイものを召喚してしまいそうな、異次元のパーフェクト・サウンド・コラージュ。
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5.THE VEILS/Nux Vomica

崩壊する熱情の美学。英国ロマンチシズムを継承し、タイトにバーストするバンド・アンサンブルに、煽情的なヴォーカルが絡み付く。濃密な情感満ち充ちる、繊細華麗で劇的な英国ロックのラプソディー。

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6.THE MARS VOLTA/Amputecture

比類なき密度で詰め込まれた音因子を、巧みな圧縮と解放により練り上げ巨大な有機を形成する、唯一無二の超絶芸術。独自の地平にて打ち立てられた、一つの到達的作品。

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7.GRAILS/Black Tar Prophecies 1,2,& 3

漆黒の抽象美を描き出す、底知れぬ闇を孕んだ荒涼の原風景。アブストラクトに蠢く轟音の渦中にて、覚醒的に鳴り渡るリズム/弦楽/管楽の響きが強烈な印象を残していく。あらゆる感情がその深みを増した傑作。
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8.CLINIC/Visitations

直情的に突き刺さるガレージサウンドと、突如として異国の路地裏に引きずり込まれる魔術的なセグメント。最初期の荒さと幻惑が、妖しげなプレゼンテーションと共に帰ってきた快作。

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9.EVANGELICALS/So Gone

フックの効いた天賦のメロを、ジャンクな爆音センチな情動に乗せ吐き出し叩き落すパーフェクトポップワールド。確信犯的にネジクレたポップセンスをウォール・オブ・ノイズで飾り立てる、末恐ろしき3人によるデビューアルバム。
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10.THE RAPTURE/Pieces Of The People We Love

地下で行われた狂騒は地上へ芽吹き、オーガニックなヴァイヴを纏った陽性のグルーヴが力強く、野太いリズムで場を揺らす。昂揚神経を深奥から煽り奉る素晴らしきダンサンブルチューン。

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