=BEST ALBUM=

1.EXPLOSIONS IN THE SKY/The Earth Is Not A Cold Dead Place

クリーンなギターの音色を何重にも積み重ね、徐々に高みへと昇り詰めていく手法は極めて正攻法ながら、誰にも真似のできない荘厳な世界を作り上げている。バンドの持つ類まれな才能を確信した作品。

2.CLEARLAKE/Cedars

知的な雰囲気が漂う独自の世界観はそのままに、純英国的とも言える暗い美しさを見事に昇華させたダークサイケデリアが圧巻。

3.MOGWAI/Happy Songs For Happy People

全作品中で最も感情がダイレクトに伝わってくるアルバム。空気中に拡散する、光に満ち溢れた轟音が気持ちよすぎます。個人的には彼らの作品の中でベスト。

4.THE COOPER TEMPLE CLAUSE/Kick Up The Fire And Let The Frame Break Loose

音の厚みや空間の広がりが格段にスケールアップした強烈な作品。彼らの秘めているポテンシャルをまざまざと見せつけられた感じ。今後最も楽しみなバンド。

5.BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB/Take Them On,On Your Own

強烈な磁場を放つ暗く混沌とした雰囲気は薄れ、初期衝動に突き動かされたようなアップテンポな曲調が目立つものの、アルバム全体が放つ独特のダークサイケデリアは健在。

6.LOW FLYING OWLS/Elixir Vitae

前作と比べて一気にガレージサイケ度UP。破壊力抜群の分厚い音と、透明感のある浮遊するサウンド空間が上手く溶け合っている。

7.MEW/Frengers

光輝く音世界と展開の妙が素晴らしい作品。聴くたびに新しい音に気がつく凝った作風は、まさしく音の万華鏡といった感じ。

8.TRAVIS/12 Memories

アルバムから受ける肌触りがこれまでとはかなり異なる。暗いけれどもなぜかそこに安らぎを感じるメロディーが素晴らしい。

9.SINGAPORE SLING/The Curse Of Singapore Sling

ノイズノイズノイズ､､､､､､気持ち良い轟音の響かせ方を知り尽くしているとしか思えないようなFuzzギターの嵐が最高。 2003年のBest掘り出し物バンド。

10.PSYCHID/ST

アルバムではOK期のRadioheadのような、ダークな美しさを感じさせる作風が目立ったが、まだまだ色々な引出しを持っていそうで、秘めた可能性を感じさせるバンド。