BELLMAN/The Curse

君はLORIENを知っているか

って誰も知らんと思うけど、かつて英国に美しく激しくも透明な叙情を鳴らすLORIENという3ピースがおりました。北欧のKENTやMOTORHOMES、あるいは英国でいえばJJ72やHAVENまで、焼き切れそうなほどに冷たく澄んだメロディにどっぷりハマっていた時期があったのですね。そしてこのBELLMAN。初めて聴いたときに「これは絶対LORIENのメンバーが始めた別バンドだ」と思った、それぐらい音の雰囲気や声が似ている。※情報が少なくハッキリしないが、調べてみた限りでは両者に特に共通点はないみたい。

柔らかく、メランコリックに明滅するエレクトロニカ、そしてハイトーンで震え、琴線という琴線を揺さぶるヴォーカル/メロディ。オーケストラルなストリングスを背景に、ドラマティックな起伏を描く楽曲が美しい。そのノスタルジックなメロディにどこか普遍的なモノを感じさせる"Olivia"や"85/40"、陽だまりの柔らからなノスタルジーに遊ぶ"My Sound"など、出会いと別れを乗せて流れる春の風のようなサウンドスケープ。とりあえず上述したバンドが好きなら必聴かしらん。

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