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| MAY / JUNE / JULY |
鮮やかに熟れた珠玉のメロディ
およそ3年半ぶりにリリースされた4thアルバム。そしてこの昂揚感は、今から8年前に彼らのデビュー盤"Hopes
And Fears"を聴いたときのそれととても似ていて、どうしようもなく胸が高鳴るのだ。
物憂い歌い出しからしなやかに転調するオープナー""もそうだけど、追いかけてみれば楽曲には複雑と言ってもいい表情がある。だけども、表面に強く現れるのはどこまでもストレートな昂揚感。思えば2nd、3rdアルバムで彼らが鳴らしたサウンドは、僕にとってはその感情という分厚い深みにハマり過ぎているように聴こえた。美しいメランコリーを背景に、しかし前へ前へと鮮やかにドライブする楽曲こそが、自分が最も求めるところななんだろう。
明滅するエレクトリックピアノと共に景色が拓ける"Silenced By The Night"、まさに初期頃の軽やかな跳躍を感じさせる"On
The Road"など、その純白のメロディセンスは別格。一方でなんとも複雑な遷移で魅せるメロディライン(それでいて文句なしにシンプルな美しさで響く)の妙が光る"Neon
River"のようなトラックもある。あるいは美しいベースラインと鍵盤をバックに、胸をエグるようなバラードが捧げられる"The
Starting Line"なんかを聴くと、もはやQUEENに匹敵していきそうな一つの極地も見えてしまうのだ。まさかこのバンドに再びこんなにも心動かされる日が来るとはね。掛け値なしにピュアで美しい感情に彩られた素晴らしい作品。
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