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終わりゆく夏を謳歌するようなポップ・ミュージック。
北アイルランド/ベルファストの若手5人によるデビュー・フルには、黄昏の陽射しが降り注ぐ波打ち際でもつれ合いながら駆け巡る裸足の脚が目に浮かぶような"Goldstar"を筆頭に、一瞬の若さを閉じ込めたノスタルジックに高鳴るトラックが詰められている。
キラキラと明度の高いストリングスを主体に、ハーモニカやブラスセクションを細かく散らしてた楽曲の弾けるような透明感が心地良い。琴線を細かくスクラッチする のヴォーカルが唄うメロディは、ときに"Oh
Pity"などで一層の高みへと昇り、その一瞬の美しい情景を聴き手の内に焼きつける。アルバムを通して一本調子なところはあるけれど、ノスタルジックな箱庭めいて完結した世界観はなんだか清々しく響き、鼓動は切ないビートを刻む。
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