PULLED APART BY HORSES/Tough Love

グランジ/パンク/ハードコアの名を借りたブチ抜けた狂騒！ってのも変な言い方だが、このLEEDSの4ピースがぶっ放す馬鹿げたテンションのミクスチャー・サウンドからは、良い意味での「無責任な」アジテーションを強く強くビンビンに感じるのだ。

なぜか最初の印象はAn Albatrosを思わせるネジれてカラフルなハードコア、だったんだが、ちょいと聴き込めばもれなくブチあたるこのグランジィなタフネスは、勢いのあった頃のThe Vinesっぽくてかなりイイ！

しかしナンだろう、この「脳内マッチョネス」とでも言うべき実体のないタフネスは。2､3の言い回しをワァワァと連呼して焚きつけ、ヘヴィなリフでがしがし引き倒すサマは、なぜか能天気なバカさ加減をビンビンに発散させていてそれが何とも痛快なのだ。バカと天才は紙一重っちゅうけど、こいつらはバカだ。そしてそれは大阪のほめコトバで言うところの「アホ」だ。つまりは、最高。

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