THE JOY FORMIDABLE/The Big Roar

★★★★

こ、こんな激アルバムを聴き逃していたとは!!!と吃驚マークが破裂したUKの3ピースによる2011年発デビュー・フル。金髪のキュート・レディ/Ritzy Bryan嬢をギターvoに据えるそのサウンドは、ダイナミックなメロディセンスと、至福の爆音が炸裂するノイジー・ポップ/シューゲイザー。

なにが凄いってこのバンド、開始3秒で聴き手のガードを突き崩すキャッチーなメロディセンスもさることながら(シンフォニックなSEも嫌味なくバンバン使う!)、なにより楽曲がインスト体制に移ってからの畳み掛けっぷり(=轟音!轟音!轟音!)が半端なくステキなのだ!エフェクターの並べ方がなんだかA Place To Bury Strangersあたりとも共通する、現代的テクスチャの高殺傷性ギター・ノイズ。THE RAVEONETTESもビックリ!な甘いチューンが一足飛びに転調し、怒涛の爆音whirl poolに飛び込んでいくサマが唖然とするほどに素晴らしい!

ともかくこれだ、Tr.6"Whirring"を聴いてみて。メランコリーの激流を下る序盤から、まさしく「怒涛」の終局へ。ブラストビートまで持ち込み炎上する徹底した爆音に、脳味噌がブッ飛ぶ昂奮は必至デス。このバンド、ライブも凄く良さそう。というわけでプロモーターさん、来年の夏フェスあたりにどうですか?

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