ex.THREEMOVEMENTSのメンバーを中心に結成された、UKの6人組によるデビュー盤。全8曲/35分の構成で、一応ミニアルバムという位置づけになるみたい。
なかなかナイス！なアートワークから連想したのは、例えばPARTS&LABORのようなPOPにイカれたノイズ・チューンだったんだけども、出でましたのはなんともドラマティックな情感を振りまくポストロック。VERVE＋MOGWAIとか書かれてたが、個人的にはKYTEのエモーションに近いモノを感じたり。と言ってもエレクトロニカな要素はあまりなく、ギターとイーヴンの比率でめくるめくオーケストラルなストリングスが、ほとんど問答無用に聴き手をそのパーソナルな「情景」へと導入する。
オールインストのオープニングトラックは、今は亡きHOPE OF THE STATESを思わせる暗く、ダイナミックなナンバー。続く"Stumble"でも振りまかれるメロディはメランコリックなものながら、全体としてはそのメランコリィを吹き飛ばすエモーショナルな上昇気流に満ち溢れている。弦楽隊によるピチカートなど、キメ細やかなアンサンブルで盛り立てていく"Welcoming
The Ghosts"、同じくバックのオーケストラを楽曲のドラマティックな展開へと結ぶ"The
Architect"など、素直に美しいメロディ/明度の高い歌唱を主軸にした楽曲群がなかなかに魅力的。フルアルバムにて一回りでっかい世界観やスケールを打ち出せるなら、、、と期待も膨らみますワ。
http://www.myspace.com/eaststrikewestband