zOoOoOm/NOVACANE/Kuruucrew@神戸 Helluva Lounge

いざ久方ぶりの爆音を浴びん!とウキウキでHelluvaへ。19時半に到着するも、まだ10人ぐらいしかお客さんいないよ。既にステージ上の機材セッティングは了していたが、そのままちょい待ち。客が15人ほどに増えた19時55分頃、zOoOoOmのメンバーが出てきて暗転。

今日の出だしはめっちゃメロウ。スティール・ギターが柔らかくウネリ、Tokuhiroのギターがメロディアスなフレーズを刻むポストロッキンな導入模様。しかしやっぱり音はデカイ。そんな出だしに引き続き、新譜にも入るだろう混沌爆撃の楽曲を2発。ゴリッゴリのリフを核に、軽く分裂的なリズムで囲っていく剛腕仕様。爆音カオスに沈めた後は、馴染みのライブ・ナンバーへ。ジャム・バンドっぽいセッションから、nakashimaのシャウト、ツイン・ドラムへ雪崩れ込む爆発的な展開は何度聴いてもオギャァーッ!と燃える。始まりを遅らせたため、30分強で本日打ち止め。現在絶賛レコーディング中のzOoOoOm、ほんとは秋頃までライブしない予定だった(Tokuhiro)らしいが、久々に観れて楽しかった!youtubeに07年3月11日/大阪CLUB NOONでの映像が上がってたので是非コチラから!ものっそカッコエエです。


続いては大阪からNOVACANE。ギター/ベース/ドラムのもっさりとした(失礼)男子3人に囲まれながら、中央にシンセ/サンプラーを繰るキレイなおねえさん2人が立つという見た目的には結構オイシイ編成。が、音のほうは、、、。単調なリズムとファジーなギター/ベース。んで、ピュルピュルキュオーンと音を出したり引っ込めたりするシンセが思い出したように絡む仕様。観てると何となく、高価なオモチャで遊び倒すキレイなおねえさん×2、というフレーズが頭に浮かんだ。ライブハウスで聴く分には、キライではない。

最後は東京からの4人組/狂うクルー。こ、これが期待以上に良かった!ギター/ベース/ドラムにサックスという編成。弾丸を撃ち込むようなベース・ラインとバスドラの同調を基軸に驀進。ギターが爆音で辺りを焦がし、最奥でサックスがフリーキーに揺れまくってる。このサックス、どういうエフェクター使ってるのかワカランが、吹かずに管を叩いて音出してたりしてオモシロイ!激しい爆音吹き荒ぶ中、遠く幻獣の咆哮を聴くようなこの管楽の色づけは絶妙。速/巧/激と備えつつ、9mmや時雨のような尖がり具合とはまた違うタイプ。上下の動きが少ない16分音符を叩き出すベースを軸に、渾身の馬鹿打ちドラムとギター・ノイズ/爆音サックスが降りかかり渦を巻くサマからは、一点集中突破でトランス状態へ突っ込んでくような馬力の強さを感じる。そして最後の楽曲、4人一斉にキョーレツなノイズを叩き出した瞬間、ベースアンプがイッてしまわれ音信不通に。スタッフがあれこれ治癒する間、残る3人が轟音を反復せしめて場を繋ぎ、当のベーシストは客と一緒に踊ってた(笑)結局別のベーアンが裏から引っ張り出され、一気にドライブしたベースとともに全てを爆風で吹き飛ばし、鮮やかに終了。いやー良かった!また近くで演ってたら観に行きたい!マイスペはこちら。そんなこんなで変則京阪神三都物語を堪能し、計2時間半でイベント終了。耳中で鳴る蝉の合唱と共に帰宅。

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