イタリアの3人組インディー・ギターロックバンド、Querelleのデビューミニアルバム。Bends期のレディオヘッドを思わせる、微かな憂いを含みながら量感豊かに溢れ出す美メロに、きっちりと制御されたギターノイズが降り注ぐ。
ソニック・ユースからの影響を多分に感じさせる、暗く、気だるく、どこか退廃的な空気を匂わせるギターリフ。そこへ折り重ねられる叙情的なヴォーカルは、ほの暗い空間に差し込む柔らかな光の筋を思わせる。
さて、例えに有名どころを挙げ連ねたが、単なるイミテーションバンドに成り下がらない面白さがこのバンドにはあるように感じる。時に分厚く膨張し、時に驚くべき跳躍力を見せるベース然り、甘さと痛さが同居するボーカリスト然り(ビリー・コーガンにも少し似ている、、、)それらが暴発的に(しかしその実きっちりと計算されて)噴出するノイズにより結びつけられる様は、なかなかに刺激的。最近レビューした中では、Autoluxにも似ている。彼ら同様、今後が楽しみなバンド。
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