THE LONELY FOREST/Arrows

米国の4人組インディ・ロックバンドによる3rdアルバムに惚れた！メジャー第1作目でもある本作は、これまでと比べて格段に輝きを増したメロディに撃ち抜かれるストレートな好アルバム。

突き抜けて蒼く、熱く、烈しく訴求するミュージック。バンド・ケミストリーを体感させる白熱のインストと、等身大のエモーションを素晴らしい純度で叩きつけるVo./John Van Deusenの声が完璧に呼応し、音楽という素晴らしい息吹を聴き手の内に投げかける。

爪弾かれるアコギで誘い、「泣き」のメロディが一息に聴き手をその世界へシンクロさせるTr.1を皮切りに、あふれ出すように激情するメロディが、演奏がストレートに胸を熱くする。喜怒哀楽のレールの上を疾走するエモーショナルな楽曲は、随所でドラマティックな感情を炸裂させ、とりわけ終盤にかけていくつものエキサイティングな瞬間を刻んでいく。STROKE9(STROKESじゃないよ。知ってる人あんまおらんかも、、、)なんかも思い出した、いつになっても熱くモダンなエモーショナル・ミュージック。こういうのも、ほんまにライブが良さそうやね。NOAH & THE WHALEとか好きな人はきっと気に入るはず。

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