CHILDREN/Hard Times Hanging At The End Of The World

★★★★

野獣的かつ精緻なビートを中軸に、鋭いキレ味のメタリック・リフが大車輪のようにブン回されてグルーヴを膨張させていく、、、っていきなりなんのこっちゃという話だが、以上は自分が「メタル」の界隈で一つの理想系とするサウンドを無理矢理に言語化してみたものである・・・そんなおっそろしく無駄な繰り言はさておき、思わずウッキャー!となるよな大好物のサウンドを叩きだすのがこちら、カナダ発の4ピース/Childrenでございますー。

ex.S.T.R.E.E.T.S(Skateboarding Totally Rules Everything Else Totally Sucks)のフロントマン/Jonny OllsinがNYCで新たに結成したバンドのデビュー作。暴れ回るリズムにムキ出しのリフが加わっての大乱闘。風車のようなグルーヴがめくるめいて切り刻むその中へ、ゴロツキを体現するヴォーカルが汚いワーズを吐き捨てるようにブチ込んでいく。ときにIRON MAIDENばりの拡がりも見せる∞ループ型の展開は、こちらを喰らいつかせるに十二分なギラギラとしたウマ味を持続して発散し続ける。しかしこのバックバクと喰らいつくようなグルーヴはどこかで、、、と思ってたら同じくex.S.T.R.E.E.T.Sのギタリスト/James Farwellが結成したのがBison B.Cだったのでした。こんだけ好みにハマるなら、これはもうそのルーツのS.T.R.E.E.T.Sも聴いてみるっきゃないだろうと。

http://www.myspace.com/childrenofthemushroom