FOSTER THE PEOPLE@大阪BIG CAT

2012年最初のライブは、US西海岸の若手バンド/FOSTER THE PEOPLE。ってかBIG CATってなんか久しぶり〜と思ったんだが、振り返ってみるとエェッ!2004年10月のMOGWAI以来だ・・・。さておき今回は物凄く良い整理番号だったので、開場と共に入って最前ほぼ中央をゲット。追加の東京も含めて全公演ソールド・アウトしたっていうから、かなり人気があるみたい。ツアー・スタッフの外人さんがセキュリティに「クラウドサーフィンがあっても絶対にステージに客を上げるな」みたいなことを言ってるのを聞いて「いやいや、モッシュすら起きんだろ」とか思っていたのだがどっこい甘かったデス。

19時を少し回ったところで暗転、。ステージ上にはMark Foster率いる3ピース(ベースはジョージ・クルーニーばりのイケメン)にサポート・メンバーが加わった5人体制。パーカッシブに打ち鳴らされるビートが生の躍動感を煽り立て、グッとくるkeyフレーズが飛び交う開幕曲"Houdini"へ。

しかしなんというか、後ろからの「#【$!'%&#!キャーー!!キャー!!!ウッキャー!!!」っちゅう黄色い歓声が半端なく、フロアスピーカーの音がほとんど聴こえないポジションだったのもあって、ボーカルやウワモノがほとんどそれにかき消されてまう勢い。まぁこのルックスだとしゃあない、のか!?。演奏は思ってた以上にウマく、キャッチーでダンサンブルな楽曲の厚みをしっかり増幅させて鳴らしていた。全般にCDで聴く以上に"Mark Foster&ザ・ピープル"な色彩が強く、フォスター君の一挙手一投足に視線が集中する感じ。

途中「この前Weezerがボクらの曲をカヴァーしてくれたんだ。ホント信じられないよ。だから今日はボクらがWeezerをカヴァーするね」ってな(仲良しごっこかよ!)という微笑ましいMCから"Say It Aint So"を演ったりしつつ(しかし客層的にWEEZERちゃんと聴いたことある人少なそうと思ったり)、本編ラストは"Helena Beat"でシェイキング。アンコールではまずfoster君が「ボクはここにいるよ。だから泣かないで」なんて弾き語るいささかこっ恥ずかしくなるような楽曲から、みんなお待ちかねの"Pumped Up Kicks"へ。「イカした靴を履いたお前らみんな、とっとと逃げとけよ。俺の弾丸より速くな。ニヤリ」っちゅうサビをリフレインするアッパー仕様。常時過熱気味だったフロアのいっそうの盛り上がりっぷりにメンバーも嬉しそうだった。

個人的にはもっとケツ振って踊る気まんまんで行ったんだが、実際はフロアバーに磔にされる人密度(腰と両肘にアザが出来てた)で、演奏も聴こえ難かったのでちょい不完全燃焼。今度はもっとデカいハコで気持ちよーく観たいかな。

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