zOoOoOm/百蚊/Trespass/Kasuppa@神戸Helluva Lounge

今年はサマソニ不参加デス。そんな淋しい夜にあってヨカタヨーなzOoOoOmのライブ。なんとまぁ昨年の10月以来。新譜のミキシングにいったい如何ほどの歳月を費やすのか!?というのはさておき、むちゃくちゃ久しぶりに観れるからもうほんまに楽しみで!

20時頃に入ると、ちょうど今回の企画の主催者/Trespassが始まったとこ。ギター/ベースに紅一点のドラムが入った3ピース。確実に90年代のUKギターロックを通過していそうな硬質で、潔い、鉛色のロケンロー。音源で聴くよりもそのダイナミズムは直情的で、衝動から押し出されたような色気ある歌もまた良し。京都のfluidとかと同系統の匂いを感じた。

続いて福岡から参戦の百蚊。こちらはフロントにキャッチーな尖り具合を感じさせる女子を据えた4ピース。アヴァンギャルドかつキャッチー。のっけから天井突破の激音が鼓膜を刺し貫く。飛び交う過激な狂騒感はポストパンクっぽいそれだけど、そこかしこにグランジやら90sオルタナめいた色っぽい男気、ヘヴィネス、ダークネスが見え隠れする、そんなところに燃えた。

トリはzOoOoOm。21時半スタート。もちろん最前で。沸き上がる轟音に乗り、蕩けるほどに白熱する至福の空間へ。今日はいつもにも増してギターの音が良い!先の百蚊も大概やったが、体感比さらに5割増で鼓膜に飛び込んでくるこの爆音に全身の細胞が歓喜に踊り、我自失。初お披露目の楽曲は無かったが、新曲群は相変わらずライブ毎に変貌。自在に収縮する有機物のような爆音アンサンブル。ヘヴィなグルーヴにパーカッシヴなリズムが応酬し、渾然と発光する昂揚感。ヌケの良い轟音っちゅうのはコレを言うのだね。アンコール含めての1時間超。最近なかったぐらいガンガンに首を振り飛び跳ねて、終演後は巨大な充足感と近年最大級の耳鳴りを抱えて帰宅。楽しかった!ありがとう。首が痛い!新譜も早く出してねー

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