zOoOoOm/Llama@京都INDEPENDANTS

6月のアバンギルド以来、実に約半年ぶりとなったzOoOoOMのライブ。新譜のレコーディングにかかりっきりなのか、全く更新されないサイトを毎日眺める虚しさよ・・・などと思いつつ年内のライブは諦めていただけに、今回のこれは嬉しい誤算。ちなみに今回この企画、京都で00年から開催されている『大風流』というイベントの後夜祭に位置づけられるものらしく、ここアンデパンダンとお隣のTALLY'Sにて、複数バンドのライブがほぼ一日通して行われている。しかもタダ。

んで、18時過ぎに会場へ入ると、京都発のバンド/Llamaの演奏が始まったところであった。以前mixiでこのバンドの誰かからメッセージを貰ったことがあったと記憶しているが、ライブ観るのは今回が初。ドラム/パーカスの3名に、ギター2本とベース(アップライト)が入る仕様。本来ならここにもう2名が加わるというから結構な所帯数だ。そうした数の重なりも強みに織り成される楽曲は、どこか雅な風情も感じるポストロック。クレシェンドするアンサンブルが時折の昂ぶりを描きつつも、端整なヴォーカル・ラインを中心として、激しさより穏やかさを強く感じさせる心地良い凪の音を鳴らしていく。始終に渡って心地良く揺れるような40分。イケはしなかったが、気持ち良かった。

Llamaの演奏終了後、19時からzOoOoOmのセッティング開始。予定では19時10分〜となっていたので、アララこれは結構おすかもしれんなと思ってはいたが案の定、始まった20時ですよ!zOoOoOmはギターの人が完璧主義者なのか、いつもセッティングが異常に長い。とにかく、20時にやっとこさ始まった。序盤はお馴染みの爆音JAMナンバー。アタマを純白に洗う爆音と、音速リズムの果し合い!従前から仕様を大きく変えてきた部分などもあり、その不意打ちにまた喜ぶ。後半は(たぶん)新譜に入るだろう楽曲を連続展開。これまたアレンジがかなーり変わっており、全体に鋭利な鳴りっぷりが強調されて聴こえた。曲間のブランクや、メンバー間で展開の認識に齟齬があったっぽいところも含め、試された企み全部がうまくいってるとは言えんかったが、まぁ、新しいことはいいことだ!次回のライブ、及び新譜のリリースがホントに楽しみで仕方ない。

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