DOOM AGE FESTIVAL Vol.5(REVELATION/ETERNAL ELYSIUM/CHURCH OF MISERY)@心斎橋新神楽

とりあえず初めて来たぞこのハコ。ビルの4/5Fって書いてるんだが、エレベーターが止まらないため3Fまで行ってチケ代を払い、そっから非常階段で4Fに上がる仕様。ちなみにBarスペースや物販はこれまた非常階段を上がった5Fにある。客入りは50〜60人ぐらいの入りだったと思うが、狭いフロアはそれでほぼ満員。客層は圧倒的に男が多い。OMの来日公演時には散見されたオシャレな女子とか皆無で、今日此処に私はドゥームの真髄を見た!(不明)

さておき、ふらふら〜っとメンバーが出てきて19時15分、Church Of Misereyからスタート。マイスペで聴いたぐらいでほぼ初聴だったんだが、思ってたよりずっと良かった。フルスロットル、ブースター全開の爆音。あぁ建物が足元が揺れているよー、ってな感じのヘヴィで分厚く、扇情的なリフがのっけからコチラをガッツリ掴む。快楽的で人を恍惚とさせる悪魔のようなリフ/リズムのオン・パレード。吠えまくるヴォーカルも迫力あってイイ。窒息的に充満する爆音からタテの律動が身体を突き動かす直情的な展開まで、とにかくノセて掻っ攫う。全部一緒に聴こえるとかコンセプトが生理的にダメダメとかあるんだが、今日のこのライブハウスでの短期決戦ではかなりインパクトあってカッコ良かった。

続いて20時15分からEternal Elysium。前回OMの来日公演ではラーメン食ってて見逃してもうた。同じくドゥームで括られるにしても、並べて観ると先のチャーチとはまた全く違ってて面白い。BLACK SABBATHのエッセンスを純粋培養したのがチャーチだとしたら、EEはもっと雑種的。のっけからの爆音で巻いたチャーチと比べると、モロ出しの直情性は抑え目に聴こえる。が、知らんうちにベースの姉ちゃん(カイヤ川崎にしか見えない)の音圧が上がっており、気づけば頭がグラグラする爆音が耳を聾している。空間を自在に捻じ曲げるテンポ・チェンジは絶妙。リフ/リズム一発!って感じではなく、細かなパッセージを織り交ぜつつアンサンブルが練り上げられていくサマを見た気がする。半分以上知らん楽曲だったが堪能。

そして21時15分からRevelation。『伝説』とかいう単語からはかけ離れて見える丸っこいナリのJohn Brennerを始め3人がステージへ。初っ端は確か"Stars Almost Drown"。ムムム、しかし微妙だぞこれは。ドスドス叩かれるドラムは「ズレ」を楽しめる範疇をちょっと超えており、John Brennerのヴォーカルは「下手ウマ」の範疇を超えて下手だった(笑)。足元から捲り上げるようなSGの轟音はカッコイイんだが、ギター・ソロではモタれ具合が別の意味で気にかかる。メタリカルな爆音がアッパーに行軍する部分には燃えたが、決まって交互に展開される『重・遅・暗』の3要素には結局入り込めないまま段々と疲れてきてしまい、1時間ちょい観たところで退出してもうた。後々考えてみると『ドゥーム』で括られる3バンドをぶっ続けで観るだけの耐性がまだ無かっただけなんだけど。そんなこともあって、今回はCOM>EE>Revelationという感じの印象だった。

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