神戸のヘラバへ行ってきた。仕事終わっていったん帰宅。19時半頃に会場へ向かう。中へ入ると兵庫の4人組/BLONDnewHALFっちゅうバンドが演奏中。金属質なトガったギターがジャキジャキッと刻まれるニューウェイヴィなサウンド。The
Raptureをモロにパク・・・いや、取り込んだような、取り立てて新しいところの無いありがちな音。別にキライで無いが、熱く燃える瞬間もまた無かった。
続いて20時過ぎからzOoOoOm。前半はte.te.te.teを含むお馴染みのナンバー。一瞬で鼓膜を破壊する爆音ギターやら、ボンバスティックに炸裂するバスドラの連打やら、相変わらずデッカイ音でフロアを揺らす。だんだん耳がバカになっているのかもしれんが、最近はそこまでウルサイと感じない。心地良い爆音。ライブではランブルに打たれまくるジャンクな濁音って側面が強く見えるが、基本に在るのは解り良いジャム・セッションで、肉体に直作用するパワフルなアンサンブルは、毎度確実にフロアを巻き込み混ぜ上げ躍らせてくれる。何回聴いてもイイ。めっちゃ気持ち良い。後半は新曲中心。見るたびにこなれていく演奏は、どんどん良くなってる。4種ばかしのリズムが入り交じり、合間合間でTokuhiroが全く異なる短いリフを挿し挟む楽曲がやたら格好良い。分厚いアンサンブルを、タフに打ち抜かれるドラムが強引に捻じ曲げ、連続してテンポ・チェンジしていくサマに興奮した。あっという間の40分。最高！とまでは行かなかったけど、気持ち良く踊れた。
最後にアメリカからTechnostressって3ピース。いやーこれが酷かった(笑)。ベース兼ヴォーカルと、ビール腹のドラム、あとはオシャレなお姉さんがギターを担当。見た目はどうでもいいんだが、演奏下手過ぎでは？スカスカにもなれないガラガラでバラバラに紡がれる音と音。単調なリズムとどうしたいのか分からない味気ないヴォーカル。格好だけはクールなギターが弾き出すリフも異常にツマラナイ。例えばPixiesのカスを集めてももっと良いものが出来そうな、どうにもならないサウンド。オリジナリティもゼロ。我慢して3曲聴いたが、我慢ならず帰った。招致されるからにはそれなりに需要があるのかもしれんが、こんなん売れるんだろうか？個人的にここまでダメダメなのは久しぶりだった。