6月9日「ロックの日」
ということで、心斎橋にあるpipr69なるライブハウスでの無料ライブイベントに参戦。ここは初めて行くハコだったけれど、無料ということもあってか小狭い会場には既にして若い子らがわんさか。といっても自分もまだ若い子だが。なんとも言えん熱が渦巻いている。
本日のお目当ては京都の3ピースバンド/zOoOoOm。今年はこれで観るの4回目か。20時半頃に着くとちょうど彼らがセット中。このバンド、ギタリストが他のメンバーの機材も全て一人でチェックしている様子。待つことしばし、開始。爆音とメランコリックフレーズの対比が素晴らしいグルーヴを生み出す彼らだが、今宵のアクトは完全に轟音ノイズモード。ノイズ・ジャンキー。リズム+ノイズ：メロディ＝９：１って感じで、音の暴流に全てが飲み込まれ、観る者を破壊し・叩き潰すかのごとき激しい演奏を貫徹。私のか弱い耳は最初のわずか30秒で崩壊。殴りかかるドラミングに対峙するかのように、こちらも激しく縦のリズムに乗って挑みかかる。ごくたまに漏れ聞こえるギターの流麗なメロは、ノイズに晒され、嬲られた総身に溶け込むかのような輝きをもって鳴り響き、これまたホントに気持ち良い。アルバムからはおそらく"High
Market"と"Ocean Trilogy"の2曲を披露。ほとんどメロディが聴こえないのでリズムで判別するしかないのだが。前回観た京都での演奏のほうが好きだなぁと思ったけど、それでもやっぱり気持ちよい40分間だった。