SPIRITUALIZED@心斎橋CLUB QUATRO

02年以来となる単独来日公演。当日は小雨(最近ライブの時は雨ばっかり)。早めに着いたので心斎橋をブラブラ。開場5分ぐらい前にクアトロへ。恐ろしく良い整理番号だったことから想像してた通り、客が少ない!!本国と日本でこれだけ温度差があるバンドも珍しいような。それでも開演間近になると良い感じに埋まってきてました。本当に好きな人だけが集まって適度に埋まってるこの雰囲気は大好き。

7時を5分過ぎたあたりで客電が落ち、2,3分ぐらいシンセの音が緩やかに流れる中をメンバーが登場。噂どおりジェイソンはステージ右端に腰掛け、観客には終始体を横に向けた状態でプレイするスタイル。そして、、、1曲目はいきなりElectricity!!!ノイジーサウンドを撒き散らす3本のギターが錯綜する攻撃的な展開がむちゃくちゃカッコ良い。ノイズは想像していたより遥かにクリアーですごく気持ち良かった。さらにShine a light〜Walking with jesusといったライブでお馴染みの曲を経て、その後は新旧織り交ぜてガレージロック風の攻撃的な曲とメロウな雰囲気の曲が交互に演奏されていく。自分はどちらかというとノイジーで荒削りな感じのした新譜よりも、宇宙遊泳あたりまでの浮遊感のある空間が好きだったけど、ライブでの新譜の激しい曲群は恐ろしくカッコ良かった。

その後anytihing more〜宇宙遊泳のくだりで胸にグッときたりしつつ、今回のベストはLet It Flow。ストロボフラッシュが明滅する中、幾重にも折り重ねられていくギターの洪水は気を失いそうなぐらいに気持ち良かった。take your time同様、そのノイズの海の中で絶叫しているジェイソンがまた本当に熱くて最高。終盤のI think〜Take your time〜Runの流れは凄かった。特にRunは物凄い盛り上がり。そして締めはSmile。最後は永遠に続くかと思われたMAX音量のノイズとストロボフラッシュ大乱射で、文字通り耳と体が破壊されました。正直アンコールあったら倒れてたと思う(笑)。それぐらい凄かった。帰り道で放心状態の人がかなり多かったことも印象的なライブだった。ノイズの気持ち良さという点で、Spiritualizedは自分の中でMogwaiを超えてしまった。噂に違わずものすごい体験をしたライブでした。



back