MONO/MASERATI@十三クラブファンダンゴ

今年の初ライブは日本のmonoと、USはアセンズのmaserati、2つのポストロックバンドのスプリットツアー。18時半ぐらいに会場に到着すると、思ってたよりも人の入りは良かった。SEで流れてるEXPLOSIONS IN THE SKYを聴きながら、「monoはわりと最近も観たし今日はmaseratiだけ観て帰ろうかなぁ」とか思ってたんですが、19時過ぎに先に始まったのはmono。アルバム持ってないのでなんていう曲かは分からないんですが、1曲目は前回と同じ。もう一度しっかり聴いてみようとは思ったものの、でもやっぱり苦手だなぁ・・・。なんというか轟音への持っていき方がワンパターンというか、2,3曲でもう飽きてくるんですよね。それはそれでいいとしても、音の端々でビジュアル系バンドの色気のような変な気持悪さを感じさせる部分があって、そこがどうも個人的には受け入れられないのです。

そんなこんなで1時間、monoのライブが終わりしばし休憩。そういえばmonoのライブ中、maseratiのメンバーが終始会場内をウロウロウロウロしてて、やたらとトイレに行ってました(笑)。で、簡単なセットチェンジが終わり、20時半ごろからおもむろにライブ開始。機材の配置で面白かったのは、ドラムがステージ中央の一番前に置かれてたところ。サウンドのほうでもそのドラムがガンガン前に出てきて、非常にアグレッシブでパンキッシュなビートを叩き出し、ポストロックバンドには珍しい縦ノリの気持ち良さを生み出しておりました。CD聴いた感じでは骨太のベースラインが印象的だったんですけどね。

ライブは1stと2ndの曲を交互に演る感じで、全部で5,6曲ぐらいだったかな。最後に「one more song」って言って始まったのが"Being A President Is Riding A Tiger"。時間の関係かCDよりもかなりショートバージョンになってしまってたんですが、それでもかなり気持良かったです。Mogwaiの轟音が空気中にパーっと広がって上から降り注いでくるような感じなのに対して、maseratiの場合は下から渦巻くような轟音がジワジワと這い上がってきて、いつの間にかそこに飲み込まれている感じ。どちらかと言えばあっさりと終わってしまったライブですが、十分気持ちよくさせてもらいました。



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