EXPLOSIONS IN THE SKY/MONO@心斎橋CLUB QUATRO

まさかこんなに早く日本でEITSのライブが観れるとは思っていなかった。3rdアルバムがMONOの経営するレーベルから出たことから、彼らと一緒にツアーをすることになったらしい。なにはともあれとても嬉しい。3rdアルバムは個人的には2003年のベスト3に入るぐらい好きなアルバムだったこともあってもう本当に楽しみで待ち遠しいライブだった。

開場の時間に着いてみると、客が3人ぐらいしかいなくてビックリ。ステージ照明もほとんど点いてなくて、かなり暗い。それでも開演時間ギリギリになるとオーディエンスも50人ほどに増えてとりあえず一安心。ちょっと時間を押してメンバーが登場して自分たちで機材チェックを始める。その時に片言の日本語で「ワタシタチニホンゴワカリマセン。ゴメンナサイ」みたいなことを言ってて、少し笑いもこぼれ穏やかな雰囲気に。けれどライブの1曲目Memorialが始まると、一瞬にして空気がピンと張り詰める。静かな立ち上がりから澄んだギターの音色が何重にも積み重ねられていき、そして爆発。これまで観たライブの比でないぐらいの音圧で、轟音が文字どおり全身にぶつかってくるような感じで、口を開けていると音が体の中に飛び込んでくるような錯覚さえ覚えた。前日の京都でのライブを観た人が「ベースが空を舞った」と言っていたが、それは比喩ではなく、ベースもギターも大げさでなく本当に楽器をブン投げるぐらい激しく楽器をかき鳴らしていた。(事実ギターはボロボロで、ストラップはガムテープでぐるぐる巻きにしてくくりつけていた)。
最高に気持ちよい轟音の中に身を委ねている至福の時間はあっという間に終わってしまった。もうちょっと長く観たかったけれど大満足。バンドの音に対する真摯な姿勢が前面に感じられたライブでもありました。

続くMONOは、名前は良く聞いていたけど実際に耳にするのは初めて。MOGWAIフォロワーということでこちらも期待していたけど、ちょっと駄目でした。演ってる本人は気持ち良いのかもしれないけど、聴いてる側としてはなんか疎外されてる感じで、2,3曲でおなかいっぱいになってしまったので途中で退場して帰宅。



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