SIGUR ROS@心斎橋CLUB QUATRO

シガーロスはネットで知り合った方がAgaetis ByrjunをMDに入れてくれたことがきっかけで聴くようになったんですが、あまりに素晴らしかったのでCDを買って、しばらくはこればっかり聴いている時期がありました。さてさてそんなSigur Rosの初の単独来日だったわけですが、幸いにもチケットの番号が良かったので、一番前で観ることができた。ステージにはオルガンを始め、けっこういろんな楽器が狭いステージの上いっぱいに置いてありました。

客電が落ちてメンバー登場。アイスランド人の例に漏れず、メンバー全員かなり身長が高い。Voのジョンジーはなぜか靴を履いておらず、しかも靴下が左右で色が違っていた(謎)それにしてもジョンジーの声は本当に綺麗。ちょっとうつむき加減で歌うんだけど、マイクの辺りに頭のてっぺんがあって、その先から細い糸が出るように声が出ている感じで、一体どういう発声してるんだ!?とか思いながら観てました。ただこの日のライブでは、2ndアルバムからの曲は1曲か2曲だけで、あとは全部知らない曲だった。1曲1曲がけっこうな長尺で、それでいて常に緊張感が張り詰めていたので、2時間近くあったライブの最後のほうでは正直少し疲れてしまった。

とは言ってもあの独自の美しい世界観を持つ音を実際に肌で感じて感動したし、ギターをバイオリンの弓で弾く奏法も観れたしで、かなり満足のいくものだった。なんといっても最終曲のpoooooooopと名づけられた曲、ドラムが荒々しく打ち鳴らされ、ジョンジーの高音ボイスとともにフロアが一気に飲み込まれていく感じは圧巻だった。
終演後、メンバーが4人そろってお辞儀をする光景もなんだかとても微笑ましく、どこか幸せな気分で帰宅しました。



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