VIVA BROTHER/Famous First Words

★★★★

大英帝国より突如飛び出したBritpopのサラブレッド!というにはルックスはちょい不細工、だけどそれもまたキュンとくるネ!

ってなんのことだ。いや、なんか久っさしぶりにここまでストレートなブリットポップを聴いたね。もうなんというか、聴いた瞬間に「blurだ!」とか「これってoasisっぽくね?」なんて言葉がアタマん中でぐるぐると行き交うミュージック。キャッチーに擽る感触はBlur、韻律や語尾の唄い回しにの端々にOasisが現れる楽曲は、ある種のイモ臭さ漂うPV含めて完全に90年代半ばのアノ感じや空気を再現させる。

往年のblurみたく時代をおちょくるほどのアティチュードは感じないし、oasisのようなワナビーさがあるわけでもない。そう、オリジナリティという意味ではまさしく「ナイナイ」尽くしなんだけど、なんだろう、憎めない。というか好きだ。己の懐古趣味にウマく嵌まっただけかもしれんが、このフックの効いたメロディに思わずリピートがかさむんです。かつてUKロックが大好きだった大人にこそ聴いてほしい、ある意味そんなウマさが詰まった一枚だと思う。

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