シカゴの4人組シューゲイザーバンドのデビューEP。全体的にlovelessの雰囲気が漂うスペーシーなギターサウンドが鳴っています。Tr.1の"indigenous"と続く"bombs awake"は、かっちりとしたリズムを刻むドラムと、ふわふわと漂うFUZZギターの音に、半ば埋もれるようにボーカルが乗っかってくるアップテンポな曲。Tr.3の"unbecome"は、一転してゆっくりと反復したリズムを刻むギターとボーカルから始まり、徐々に高みへと昇っていくドラムとベース音に合わせ、中盤でエコーがかったボーカルがシャウトする、バンドのハードな一面も垣間見える良曲。Tr.4の"headlights"は、背後で静かに響くキーボードのサウンドが幻想的な雰囲気を生んでいる、ゆったりとした曲。終曲"sparrow"は、このEPの中で最も感情を顕わにするギターサウンドがカッコ良い。この曲だけ聴くと、シューゲバンドというよりもUKのギターバンドといったほうが近い感じ。どれもそれなりに良い曲だけど、今の段階では数あるマイブラフォロワｰのバンドの一つといった感じ。