SEA RAY/Stars At Noon

★★★★

NYはブルックリンの6ピースバンド、Sea Rayのデビューアルバム。 ジャケ写は一瞬、boards of canadaのアルバムを思い起こさせたりするが、 内容のほうにも共通点が無いわけでもない(どっちだ。笑)

彼らのサウンドを形容するならばまず「ノスタルジック/ドリーミー」という言葉が頭に浮かぶ。ギター/ベース/ドラムという基本的な編成に加え、Anne Brewsterなるチェロ奏者が正式メンバーとして加わっていることが彼らのサウンドの最大の特徴でもある。叙情的で浮遊感のあるメロディーとドライブ感のあるギター/ベースに、背後でチャイムのように瞬くkeyboardと先に述べた流麗なチェロの響きが加わり、柔らかで暖かみのある曲の雰囲気に非常にスリリングでドラマチックな展開をもたらしている。ボーカルはColdplayのクリスに結構似ていたりするので、この辺のUKロックが好きな人にもイケそうなサウンドでもある。 目立った派手さは無いけれど、クオリティーはかなり高いです。お薦めはTr.4の"Stray Dog's Got It Made"。 終盤で雪崩れ込む怒涛のジャムセッションが最高!嬉しいことに全曲試聴できるので興味がある方はぜひ聴いてみてください。 http://www.teamrockstar.com/searay/