シアトルの枯れ系バンドの1st。pedro the lionはSSW、デビット・バザンのソロプロジェクトだそうです。素朴なサウンドを響かせる、ギター/ベース/ドラムのミニマルな演奏と、もう本当に泣きたくなるように感傷的なメロディーの歌が、なんともいえない気分に浸らせてくれます。デビューEPではデスメタルかと見まごうような絶叫が入ってくる曲があったりして驚きましたが、今作ではそんなこともなく、極めてシンプルな、歌の持つ力を強く感じることが出来るサウンド。デビットの声はColdplayのクリスにも似てます（ファルセットじゃないけど）。部屋にこもって膝を抱えながらじっと聴いていたいような音楽。泣けます。