THE MYSTICK KREWE OF CLEARLIGHT/S.T

★★★★

70sハードロックを骨盤にスウィンギンする爆音JAM。もう、こういうのタマランのね。腰を突き動かすツボを押さえたグルーヴに、身悶えするよな「快」を感じまくる素晴らしき1枚。

ファンクの聖地/ニューオリンズ発のプロジェクトというのもあろうか、歪みの効いたギターがギャンギャンに吠える重量構造ながら、音がリズムがブンブンに飛び跳ねててキモチイイ!初っ端"Swamp Jam"冒頭で振れるメロディアスなベース・ラインからして鷲掴み。コチラを確実に喜ばしむる強烈なリフが煽り立て、めくるめく転調で巻き込みながら、ガッツリ組んだアンサンブルでキメのエクスタシーを連発する。5人のメンバー内にハモンドオルガン奏者がおるのだが、これが音の奥行きを抜群に深めてる。スペーシーにスパイシーに色づけながら、キメの部分では他楽器とシンクロして雪崩れかかる。その厚みというか熱みというか、これが素晴らしくカッチョイイ。

音圧で煙に巻く、あるいはソロ一発で突出したりするところがまるで無く、メインのリフ/リズムで頭からツカミ、ヘヴィなJAMで確実にイカすという全体のコンセプトが徹底してる。このフレーズにリズムにこの展開というのは、まさに好きこそもののなんとやらな世界で、昂ぶるための要素を完璧に押さえておりまする。リリースはTee Peeから。とりあえず、聴いて悶絶してくださいな。

http://www.myspace.com/clearlightnola