ヴァージニア州リッチモンド発のハードコア/パンクバンドによる、コチラ08年作1stフル。プロデューサーにはAKIMBOやYOUNG WIDOWSの作品も手掛けるChris Owensが就いてるのだが、これってプロデュース要んのか？と思わず思う、荒々しく雑味満載のサウンドがのっけからラストまで貫徹してバタバタと鳴っておる。
ドタドタと走り回るリズムに、垢抜けないが力強いリフを噛ますギター/ベースが加わってグルーヴが動き出す。とにかく言葉を全部吐き捨てるんだっ！といった按配のヴォーカルは、ひたすら生身の質感モロ出しでがなり立て、叫び、少なからぬ箇所で2,3人一緒になって合唱していてこます。洗練など眼中に無さげな泥臭いサウンドで、のっけからガッ！と切り込むシャープなツカミの持ち合わせはあまり無い。ために初聴時はハッキリ言ってパッとせんかったのだが、進むほどに火が灯り、終いにゃおもっくそフィーバーしておった。第一印象で魅了する華やかさは無いんだが、付き合う内に一人、二人と連帯を促す強烈な熱がある。その猛烈な末脚っぷりに、思わず「アルバムタイトルってそういう意味なんか？」と思ったり。ライブもめっちゃ良さそう。観たい！
http://www.myspace.com/mouthbreatherrva