MIDGET/Jukebox

★★★☆

98年リリースの1st。甘酸っぱい青春メロディーを鳴らす、USの3人組バンドです。軽やかなリズムを刻むキーボードの音と控えめなボーカルの静かな立ち上がりから始まり、直後にズバッと切り込んでくるパワフルなギターとホーンの音色が最高にポップ!!な"Invisible Baloon"から始まり、スカッと疾走するパンキッシュなメロディーとコーラスがこれまた気持ち良いTr.2、続くTr.3でもゆったりとした導入部とサビのはじけっぷりの対比がものすごく印象的で、ここでもホーンの使い方が絶妙です。この曲に限らず、ちょっぴり弱々しくつぶやくボーカルへ鋭く雪崩れ込んでくるサウンドの洪水が最高の昂揚感を与えてくれますね。どの曲のメロディーも素晴らしく、この手のサウンドでは完璧といっていいぐらいの完成度ではないでしょうか。

余談ですが初めて内ジャケのメンバー写真を見た時は唖然としましたね。こんなに甘酸っぱいメロディーを歌ってるボーカルが、下品な金髪でグラサンかけてうんこ座りしてたもんだから。ギャップありすぎ(笑)。しかしこれだけ良いアルバム作ってるのに、一時期は盛り上がったものの人気は今ひとつ。このバンドに限らず、パワーポップバンドで安定した人気が長く続いてるのはWEEZERぐらいしか思い浮かばなかったりして、、、。中古屋で激安で売られたりしているこのアルバム、機会があれば聴いてみてください。



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