ロスで結成されたインディーシューゲイザーバンド、Meow Meowのデビューアルバム。Built
To Spillあたりを連想させる、いかにもUSインディーな感じのPop/Rockサウンドに絡みつく、むちゃくちゃメロディックな美ノイズの乱舞が非常に気持ち良いトリップ感をもたらしてくれる作品です。
オープニングトラックの"Cracked"やTr.3"The Killing Kind"は、そんな彼らの魅力を余す所なく現している好ナンバー。Beach
BoysやBeatlesから脈々と受け継がれる柔らかくスウィートなメロディーと、完璧にコントロールされた美しく凶暴なフィードバックノイズの融合したサウンドはかなり良いです。一方で、Tr.4"Amaurosis"では一転してモノトーンなボーカルと、背後でチロチロと蒼い炎を灯すようなエレクトロニカ音から導かれ、そこへ時折金切り声をあげるように炸裂するファズギターが登場し、そのクッキリとしたコントラストはなかなか鮮烈に響きます。
「USインディー、シューゲイザｰ、フィードバックノイズにファズギター、、、」と、これらの単語に敏感に反応する人（つまり自分ですが。笑）は一度試聴してみてください。
http://www.myspace.com/meowmeowmusic