若手No.1の称号も見掛けるボストン・ハードコア界の雄による1stフル。オーセンティックなハードコアの熱量に、雄叫ばずにはおれんモダンな煽情がギラリ、光っておりまする。
全編を貫く猛烈な煽動展開に、思わず握り拳で発奮悶絶。抜群の浮沈と湧き上がる情感がもたらすカタルシスが半端ない！モノの初めからぶっ飛ばされるが、曲が進むに従って、熱がどんどんアガってく。共に走り、共に燻ぶり、共に昂ぶりモロともに炸裂する！激情のアプローチに、最早こちらも巻き込まれずにはいられまい。
めくるめく展開が目白押しの本作は、後に行くほどキョーレツな展開が引きも切らずに飛来する。疾走パートからの激突による停滞、白熱が逆巻き昇り、上段から両断される快楽に酔い痴れる。頭がスッキリ馬鹿になる。ブチ切れ「寸前」のテンションを張り続けるヴォーカルと、スクラム組んで押し寄せるシンガロングの熱さがヤヴァイ。刻み立つメタリックなリフの積算が、それらをもれなく完全昇華。渇いた鼓動を打ちまくるドラム・リードで乱れまくる終盤はいっそうヤヴァく、身体の内側から捲り上げられガツンと殴り飛ばされる。ブチ撒けられる音との絶対の連帯感、なんというか、この気持ち良さを表わすにはこの一言に尽きる。いっぱい喋ったけどな！
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