ジャケはハッキリ言うて相当ヒドイが、音が連想させる風景はまさしくそのジャケ写のまんまもまんま、カラリ乾いた砂漠を突っ走るモーターサイクル然としたSTONER
ROCKでありまする。
米/ジョージア州の3ピース、のっけから"Dusted"と銘打つド直なロックを転がし回す紛うことなきその展開。爆走するリズムが地を捲りアゲ、蹴り出されるFUZZの嵐が猛烈な砂塵を巻き上げロール、超明快に乾いたアンサンブルが織り成す疾走感と、時折鼻っ柱から激突するようにブレイクダウンし競り上がるサバス・イズムを継承したヘヴィ・リフがせめぎ合うノンストップの全10トラック/43分。QOTSA好きをもれなくウナらせそうなヴォーカルはインパクトこそそれほど強くないが、終始に渡ってがっつりと掴む硬派なキャッチーさがあって好き。この曲がッ！というキラーチューンがないぶん、アルバム通してアゲアゲで押し切る抜けの良さやらノリ具合がありますな。しかし多分このバンド、現在ではもう活動していない模様。STONERによるSTONERのための、、、といったアルバムだが、だからこそ好きな人はもれなく必聴かと。
http://www.myspace.com/gonzalezband