GERLING/Children Of Telepathic Experience

★★★

オーストラリアのヤンチャな3人組、Gerlingの1st。2ndほどのひねりのある曲はないものの、ガレージパンク風な曲あり、アンビエントな雰囲気のエレクトロサウンドあり、はたまたアッパーなダンスチューンもあったりと、この時点で彼らが持つ音に対する雑食性は存分に発揮されてます。"meet you @ karate"やら"a student eating sushi with a chimp on a glss island"なんていうアホなタイトルが多いのもこの頃から。

若きテロリスト達が太陽を追いかける時(劇画指向)

★★★☆

2ndにしてその独特のセンスを一気に開花させ、ここ日本でも彼らを一気に有名にすることとなったアルバム。もうその雑食っぷりがいかんなく発揮されてます。打ち込み、サンプリング、シンセにラップと、好きなものを好きなように使ったサウンドは、まさに何でもありといった感じ。でもそれをしっかり組み立てるセンスがあるから聴いてて楽しいんでしょうね。彼らは日本好きなんでしょうか?マツモトナオコなる人物が歌う「おばけ退治」なる曲が入っていたり、日本語の留守番電話応答メッセージがサンプリングされてる曲があったりと、聴いていて思わず二ヤッっとしてしまうような馬鹿さ加減も存分に発揮されてます。思わず体が動き出し、知らず知らずのうちに笑顔になっていくような、音の持つ純粋な楽しさが溢れたアルバム。



back