FOSTER THE PEOPLE/Torches

RATATAT + MGMT

って言っちゃうとなんだか「えぇ〜！？」って感じだが、むしろポジティヴな意味でそんな形容がアタマに浮かんだキラめく一枚。

US西海岸の若手バンドによるデビュー盤なのだが、とりあえず製作サイドが凄い。なんでもPaul Epworth (Adele)、Rich Costey (Muse/Interpol)、Greg Kurstin (Beck/Red Hot Chili Peppers)ちゅう大物がプロデューサーに就いてるのだとか。これ聞くとその時点で「ハイプだな」って決めつけ切って捨てる人もおりそうだが、ちょ、ちょっと待って！その前に1曲だけでも聴いてケロ。

ド派手な音のアレンジ？いえいえ。
奇を衒ったストレンジな構成が？うんにゃ
このバンドの武器は、センチメンタル中枢にグッとくるメロディと、その甘やかさを彩るエレクトロニカのイロにある。ほの暗くも、どこか甘い昂揚を滲ませるkeyフレーズに導入される"Helena Beat "を皮切りに、乱反射する眩いエモーションが流れ出す。捨て曲、どこにもありませぬ。ライブ映像とか観てみると、激ウマなヴォーカルと、それでいて上半身だけでリズムとっていそうなMark Foster君の垢抜けなさにもグッとくるはず。誰がなんと言おうと（って知らんけど）良いものは良い！と肯定したくなる好バンド。

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