ニュージーランドの4人組ガレージロックバンド、THE D4のデビューアルバム。このアルバムには数種類のUK盤US盤に加えてAUS盤もあったりするようで、収録曲や曲順も微妙に違っていたりするみたいですが、私が買ったのはUS盤。理由は安かったから（笑）。1000円ぐらいだったかな。彼らはギターウルフと一緒にツアーを周ったこともあるそうで、アルバム内でも1曲カヴァーしてます。
さてさて内容のほうはというと、ギュイーｰｰンと吼えるギターから雪崩れ込み、ボーカルの「ロケンロォオーー！！」のシャウトがばっちりキマッてる、これぞロック!!って感じの"Rock'n'Roll
Motherf****r"から始まり、まさに息つく間もない、シンプルだけど最高にカッコ良いロックが炸裂してます。ギター/ベース/ドラム/ボーカルと、バンドの息がほんっとにピッタリ合ってるんですよね。メインとバックボーカルの掛合いがまたなんともスリリングで良い。Hivesみたいなブチ切れた感じのテンションとはまた違う、土臭さを感じさせる男っぽいサウンドはやはりオージーの血によるものなのか。やっぱりこの手の音にはHivesのようなスタイリッシュな雰囲気よりも、ちょっともっさりするぐらいの無骨な男っぽさが似合うなぁと思ったり。とにかく食傷気味のガレージバンドの中で、飽きずに何度もリピートしている大好きなアルバムです。