ユタ州のトリオによる熱狂的な1stフル。渾身の絶叫が脈打ち迸るハードコア。体裁構わずブチ撒かれる激情に、抗う術は既に無し。しかし人間一体どれだけ激しておれば、これほどまでに叫び続けられるもんなのか！？と唖然として半笑い。冷めることのない狂熱がひたすら続いて渦を巻く。
人が「叫ぶ」という行為はやはり常からすれば異なもので、その異常がドラマティックに胸を焼く。焦燥に駆られ疾走するイントロや、急激に減速して圧をタメ込む屈折感、そこから一足飛びに炸裂するブレイク部の絶頂に、己がアタマをブン回さずにはいられまい。
このツカミ、落とし、煽り立て炸裂する一連の感覚は、おおぉ！コレってまさにRAGE
AGAINST THE MASCHINE！と最近気づいた。もちろん各プレイヤーがレイジばりにキャラ立ってるわけではないが、暴力衝動を焚きつけぐっちゃぐちゃに巻き込んでいくその熱量は相当に、良い。基本が激・激・激の激走であって決してヴァラエティに富んだ内容とは言えないが、煽情を満載したスポークン・ワーズによる「溜め」を跳躍の原動に、最後まで引っ掴みモロともにダイブするよな熱い展開の連続で魅せ切ります。これは燃えた。
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